TAMORI STATIONで御活用頂きました。

津波被害の科学的検証とVR技術の防災教育への貢献 —TAMORI STATION(タモリステーション）での紹介—

この度、弊社のVR歩行システムが中央大学有川教授の研究の一環として、全国放送のテレビ番組「TAMORI STATION」の特集内で御活用頂く機会を得ました。

番組の内容と弊社製品の活用

番組では、南海トラフ巨大地震を想定し、津波の脅威やその影響を科学的に検証する特集が組まれました。弊社の機器が取り上げられたのは津波の「縮流」現象においてです。これは、都市部の建物の間を流れる津波が狭まることで流速が上がり、威力が増す現象を指します。

弊社のVR技術はこの現象を含め、津波発生時の状況を立体的に体験できる装置として紹介されました。

技術の社会的意義

弊社は、この技術が単なるシミュレーションにとどまらず、防災意識の向上や避難訓練の強化に役立つものと考えています。番組冒頭でありました、避難施設が最寄りにある方々同様に、弊社のシステムを活用し運動の一環として「避難」の素地ができることを願ってやみません。

実際の津波被害を経験することは極めて危険ですが、VRを用いることで安全な環境でその特性を体感し、適切な対応を学ぶことができます。例えば、以下のような防災知識の習得に役立ちます：

- 津波到達までの限られた時間で取るべき行動の優先順位
- 「より高く、より遠く」への避難の重要性
- 水深30cmでも歩行が困難になることへの理解

「先ず何よりも、避難ルートをしっかりと覚えること。歩いてみておくこと。」

番組内では「自治体でもっと（啓蒙に）利用してほしい」というコメントもあり、地域の防災訓練や教育の現場で活用される可能性が示唆されました。

津波という自然災害は、その発生を完全に防ぐことはできません。しかし、事前の準備や知識の共有によって、被害を最小限に抑えることは可能です。

今回の番組を通じて、弊社の技術が防災意識向上の一助となる可能性が示され、多くの方々に防災について考えていただく契機になることを願っています。

私たちは、防災という社会的課題に対して、VR技術というアプローチで貢献できることに大きなやりがいを感じています。津波が来た際、一人でも多くの方が適切な判断と行動で命を守れるよう、尽力して参ります。