北陸技術交流テクノフェア2024に金沢大学様が出展
投稿日: 投稿者:KUBOTAMIHIDE

北陸地域最大級の総合展示会「北陸技術交流テクノフェア2024」が、2024年10月17日から18日の2日間、福井県産業会館にて開催されました。35回目を迎える今回は「持続可能な経済・社会を促進する次世代テクノロジー」をテーマに、産学官から多数の企業・団体が参加し、最新の技術や研究成果が一堂に会しました。
没入型VRトレッドミル技術の新たな活用を展示
金沢大学からは、最新のVRテクノロジーであるKATWALKシステムを出展。このシステムは、ユーザーが実際に歩行しながらVR空間を探索できる革新的なプラットフォームです。展示では、特に多くの高校生の来場者に体験いただき、次世代を担う若い世代にVR技術の可能性と魅力を直に感じていただく機会となりました。
今回の展示は以下の論文をはじめとする浅川教授の研究室の研究の成果の発表となります。
視覚に障がいのある子どもたちの支援:オリエンテーションとモビリティトレーニング
研究概要: KATWALK を用いて、視覚に障がいのある子どもたちが安全に白杖の使用と単独歩行能力を習得できる 音響によるVR トレーニングシステムを開発。
研究成果: 視覚に障がいのある子どもたちの不安を軽減し、効果的なトレーニングを少人数で提供可能に。
Seki, R., Shimomura, Y., Asakawa, N., & Wada, H. (2023). "Development of Orientation and Mobility Training System for Visually Impaired Children Using VR." Studies in Health Technology and Informatics, 306, 527-534. https://doi.org/10.3233/SHTI230673

地域に根差した技術交流の場として
福井県産業会館での開催ながら、会場は終始活気に満ち、産学官の垣根を超えた活発な技術交流が行われました。金沢大学からは2名の学生が交代で展示を担当し、来場者への丁寧な説明と体験サポートを行いました。多くの方々に技術の詳細について関心を持っていただきました。
本展示会を通じ、北陸地域におけるVR技術の普及・啓発はもとより、産学連携の新たな可能性を探る貴重な機会となりました。
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開催概要:
- 名称:北陸技術交流テクノフェア2024
- 会期:2024年10月17日(木)~18日(金)
- 会場:福井県産業会館
- 主催:技術交流テクノフェア実行委員会
- 特別企画テーマ:「持続可能な経済・社会を促進する次世代テクノロジー」