FAQ: SteamVRでBluetoothが有効化できない場合の対処法

FAQ: SteamVRでBluetoothが有効化できない場合の対処法 (Windows 11 + HTC Vive)

問題

Windows 11環境でHTC Vive(PRO)を使用しSteamVRをプレイする際、Bluetoothの有効化を試みると、以下のエラーメッセージが表示される:

「Bluetoothで接続可能なリンクボックスが検出されませんでした。」

背景

通常、SteamVRでBluetoothを有効化するには、リンクボックス(HTC Viveのベースステーションやその他デバイスと接続するためのデバイス)のBluetoothドライバが正しくインストールされている必要があります。しかし、Windows 11環境では、一部のセキュリティ設定が干渉してBluetoothが有効化できない場合があります。

 

対処方法

1. ドライバの確認

手順:

    1. デバイスマネージャーを開く。
    2. 「Bluetooth」セクションで、以下のようなデバイスが表示されているか確認。
      • VMC20703 Bluetooth 4.1 USB Device
        (※環境により名称は若干異なる可能性あり)

問題がある場合: ドライバがインストールされていない、または正しく動作していない場合は、以下を試す:

    1. HTC Viveの公式サイトやリンクボックス付属のインストールガイドを参照し、Bluetoothドライバを再インストールする。

2. セキュリティ設定の変更

原因: Windows 11の「コア分離 - メモリ整合性」が有効化されていると、SteamVRのBluetooth機能に干渉する場合がある。

手順:

    1. 「Windowsセキュリティ」を開く。
    2. 「デバイスセキュリティ」 > 「コア分離の詳細」へ進む。
    3. 「メモリ整合性」をオフに設定する。
      • 注意: オフにするとセキュリティリスクが増加する可能性があるため、十分注意して自己責任で実行する。

3. SteamVRでBluetoothを再有効化

  • Windowsを再起動し、SteamVRを起動。
  • 「設定」 > 「Bluetoothの有効化」を選択し、正常に動作するか確認。

4. ベースステーションの設定

  • Bluetoothが有効化された後、ベースステーションの設定を進める。

 

補足情報

他のエラー例

  • Oculus Questなどの別デバイスで同様のエラーが発生する場合は、仕様である可能性がある(未検証)。

注意点

  • 「メモリ整合性」をオフにすることでセキュリティが低下する可能性があります。この設定変更は、問題が解決するかを試すための一時的な措置として推奨されます。